トラブル対処法!物撮り現場での困ったシーンを解決

これまで、売れる物撮りのポイントやSNS映えを意識した撮影法をご紹介してきました。今回は、物撮り現場でよくあるトラブルとその対処法について解説します。撮影中に困ったときの解決策を知っておけば、スムーズな撮影が可能です。

1. 写真が暗くてくすんで見える

  • 原因:照明不足やカメラ設定ミス。
  • 対策:明るさを補うためにLEDライトを追加したり、露出を上げて調整します。特に暗い背景の場合、ライトを正面から当てすぎないよう注意が必要です。

2. 色が実物と異なって写る

  • 原因:ホワイトバランスの設定ミス。
  • 対策:撮影環境(自然光、蛍光灯、LEDライトなど)に合わせてホワイトバランスを調整しましょう。後から編集で色補正することも可能ですが、撮影時にできるだけ正確に設定しておくのが理想です。

3. 影が強すぎて商品が見えにくい

  • 原因:ライティングの角度や強さの問題。
  • 対策:光源を分散させ、影を和らげるためにレフ板やディフューザーを活用します。特に側面や背面からの補助光を追加すると、立体感を保ちながら影を抑えられます。

4. ガラス製品が反射してしまう

  • 原因:光がガラスに直接当たっている。
  • 対策:45度の角度から光を当て、反射を避けます。偏光フィルターを使用すると反射を軽減できるので、ガラスや金属製品の撮影におすすめです。

5. 商品がぼやけてしまう

  • 原因:ピントが合っていない、手ブレがある。
  • 対策:三脚を使ってカメラを固定し、オートフォーカスを利用しましょう。特にクローズアップ撮影ではマニュアルフォーカスを使うと、細かい調整が可能です。

6. 背景がきれいに白くならない

  • 原因:照明が均一でない、背景自体が黄ばんでいる。
  • 対策:背景用の専用ライトを使い、均等に光が当たるように工夫します。編集ソフトでレベル補正やトーンカーブを使い、真っ白に近づけましょう。

次回は、プロの現場で使われる「撮影機材とツール」について解説します。お楽しみに!

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