商品ジャンル別!撮影ポイントとコツ
これまで、物撮りの基本から編集テクニックまでを解説してきました。今回は、商品ジャンルごとの撮影ポイントについてご紹介します。ジャンルに合わせた工夫を取り入れ、より効果的な写真を撮影しましょう。
1. アパレル商品の撮影
アパレルは質感やシルエットが重要です。以下のポイントを押さえましょう。
- ライティング:布の質感が分かるように、やわらかい光で立体感を出す。
- ハンギング撮影:自然なシルエットを見せるために、ハンガーにかけた状態で撮影する。
- モデルやマネキン:着用イメージを示すことで、購入後のシーンが想像しやすくなります。
2. 小物・アクセサリーの撮影
小さな商品は、ディテールが見えるかがポイントです。
- クローズアップ:マクロレンズやズームを使って、ディテールを際立たせる。
- 背景とバランス:白背景だけでなく、木製や布素材の背景を使って高級感を演出。
- 反射防止:ガラスや金属製品では反射が多くなるため、角度やライティングを工夫する。
3. 食品・飲料の撮影
食品は「美味しさ」を感じさせる見た目が求められます。
- 湯気や水滴:温かさやみずみずしさを表現するために、湯気を演出したり水滴を加える。
- カラーバランス:鮮やかな色が引き立つように、コントラストを調整する。
- アングル:俯瞰(ふかん)や45度からの撮影で、盛り付け全体がわかるようにする。
4. コスメ商品の撮影
質感やカラーがポイントです。
- テクスチャの表現:リップやクリームの質感をアップで見せる。
- 使用シーン:実際に手や顔に使っている場面を入れ、リアリティを持たせる。
- 清潔感:パッケージや容器をきれいに拭き取り、指紋や汚れを徹底排除。
5. 家電・ガジェットの撮影
スタイリッシュさと機能性が重要です。
- 反射対策:つや消しフィルムを使うなどして、光の映り込みを防止。
- 使用イメージ:リビングやデスクなど、実際の使用環境での写真を追加する。
- ディテール:ボタンやポート部分をクローズアップし、機能がわかるようにする。
次回は、SNSでも映える「ブランディング写真」の撮影法について解説します。お楽しみに!
