季節感を活かす物撮りテクニック【春夏秋冬の撮影アイデア】
ECサイトで印象に残る商品写真を作るには、「季節感」の演出がとても効果的です。今回は、春・夏・秋・冬それぞれのシーズンに合わせた物撮りテクニックを紹介します。
1. 春：やわらかな光と彩りを
春は新生活・出会い・スタートといった前向きなイメージがある季節。写真にもやわらかな雰囲気と明るいカラーを取り入れましょう。
- 自然光を使う：午前中のやさしい光を利用。
- ピンク・グリーンの小物を添える：桜や若葉をイメージさせる色合いをプラス。
- 背景はホワイトベースで清潔感を。
2. 夏：涼しさと元気さを演出
夏は開放的でポップな演出が映える季節。見る人に「爽快さ」を伝える写真が効果的です。
- ブルーやターコイズの背景：涼しさを演出。
- 光は強めに、シャドウも活かす：太陽の力強さを表現。
- レモンやドリンクなど夏小物の演出も◎。
3. 秋：落ち着いた色味と温もりを
秋は「実り」や「読書」「おうち時間」など、内向きでしっとりしたムードに。色味を意識して深みを出しましょう。
- ブラウン・ベージュ系の背景や布：ナチュラルで落ち着いた印象に。
- 夕方の光を再現：ややオレンジがかった光であたたかさを。
- 木の素材やドライフラワーも相性◎。
4. 冬：透明感・高級感を意識
冬はイベント（クリスマス・年末年始）やギフト需要が増える季節。高級感や清潔感がある写真が好まれます。
- 白・シルバーを基調に：冷たさと洗練さを演出。
- イルミネーション風ライティング：光の粒で華やかさをプラス。
- 雪・結晶モチーフの小物をアクセントに。
5. 季節感を出す注意点
- やりすぎ注意：小物や背景が主張しすぎると商品の印象が薄くなります。
- ターゲットに合う演出を：たとえば10代向けには明るくポップ、大人向けには落ち着きのある雰囲気を。
- 更新タイミングを意識：撮影から掲載まで時間がかかる場合は、早めの準備を。
まとめ
季節感を写真に取り入れることで、お客様の「今買いたい」という気持ちを後押しすることができます。商品だけでなく、空気感・雰囲気まで届ける物撮りを心がけてみてください。
次回は、「撮影指示書（ラフ）」の書き方と、外注先とのスムーズなやり取りのコツをご紹介します。
