実践編:売れる商品写真の撮影テクニック

実践編:売れる商品写真の撮影テクニック

前回は、売れる物撮り写真の基本ポイントをご紹介しました。今回は、実践的な撮影テクニックについて解説します。具体的な手順を押さえて、商品写真のクオリティを一段と向上させましょう。

1. 自然光を最大限に活用する

自然光は、商品をナチュラルかつ鮮やかに見せるために有効です。窓際や明るい場所を撮影スペースとして活用し、光の方向に注意して配置しましょう。逆光にならないよう、光源を商品の背後にしないことがポイントです。

2. ライトボックスを使ったライティング

自然光が不足する環境や、均一な照明が必要な場合は、ライトボックスを活用しましょう。商品全体をやわらかい光で包み込み、影を抑えながらディテールを際立たせることができます。特に小物やアクセサリーの撮影に最適です。

3. 反射板で影をコントロール

白いボードやレフ板を使用して、暗くなりがちな部分に光を反射させましょう。商品の正面や側面に配置することで、陰影を柔らげ、立体感を出すことができます。

4. 三脚を使ってブレを防止

手ブレによる画質の低下を防ぐためには、三脚の使用が必須です。特に長時間露光やクローズアップ撮影では、わずかな動きもブレにつながります。高さや角度を微調整できる三脚を使うと便利です。

5. 撮影時の設定を最適化

カメラ設定も重要な要素です。ISO感度を低めに設定し(100〜400程度)、F値を高くして(F8〜F16)被写界深度を深くしましょう。また、ホワイトバランスを「日光」や「白色蛍光灯」など、環境に合わせて調整すると色味が安定します。

次回は、編集ソフトを活用した「売れる写真への仕上げ方」をご紹介します。お楽しみに!

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